京都相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
京都の方より相続に関するお問い合わせ
2023年05月12日
行政書士の先生にお伺いしたいのですが、相続の手続きを自分で進めることは可能でしょうか。(京都)
行政書士の先生、はじめまして。私は京都市に住む40代のサラリーマンです。
先月、京都の実家で暮らす父が亡くなり、相続が開始しました。母は数年前に他界しているため相続人は私と弟の2人ですが、弟とは仲も良く連絡も頻繁に取り合っているため、相続の話も順調に進んでおります。財産に関しても、借金等は特になく、思い当たるのは京都のマンションぐらいですので、弟と2人で協力しながら相続手続きを自分たちで行おうと考えております。早速、戸籍収集から取り掛かろうと思っていましたが、そもそも相続の手続きは自分たちだけで進められるような内容なのでしょうか。相続に詳しい専門家の方にお願いした方が良いのでしょうか。(京都)
相続手続きをご自身で進めることは可能です。
この度は、京都相続遺言相談プラザへご相談いただき誠にありがとうございます。
ご相談の答えとしては、相続手続きをご自身で進めることはできます。しかし。相続手続きの中には期限が設けられているものもありますので、よくご確認のうえ進めていくことが重要となります。
また、誰がお父様の相続人になるのかを調べる必要があります。相続人は、ご相談者様と弟様のお2人のみとおっしゃっておりましたが、お父様の法定相続人(法的に相続が認められる人)が本当にお2人のみなのか、第三者に証明することが必須です。
万が一、他に法定相続人がいるにも関わらず遺産分割協議を行うと、結果的に無効となってしまいます。そのため、被相続人であるお父様の戸籍を集め、相続人の確定をしましょう。相続の手続きで必要となる戸籍は、お父様の出生からお亡くなりになるまでの全戸籍と、相続人の現在の戸籍です。戸籍謄本は、京都にあるご実家の名義変更や財産調査の際にも必要になる書類ですので、戸籍の収集は必ず行いましょう。
また、出生からお亡くなりになるまでの間に、ほとんどの方は何度か転籍をしています。そのため、全ての戸籍を取得する際には、過去に戸籍をおいていた各自治体へ問い合わせる必要があります。日中にお仕事をされている方など、お時間の確保が難しい場合、思うように進められないかもしれません。戸籍は、郵送などで取り寄せることができます。しかし、請求できる権限があることを証明する書類が別途必要になりますし、届くまで日数がかかり手間もかかります。このように相続人調査は、時間や手間が予想以上にかかるため、相続開始の時点から早めに進めることが大切です。
相続手続きはご自身で進めることができますが、進めていく中で心配なことや分からないことがありましたら、専門家にご依頼することをおすすめいたします。京都相続遺言相談プラザでは、京都を中心に相続や遺言書について、司法書士、行政書士、弁護士などの専門家とのネットワークを構築しております。そのため、ご相談者様のどのようなお悩みにも対応できるようにしております。なお、京都にお住まいの皆様が抱える相続についてのお困り事をサポートしておりますので、お住まいが京都近辺の方はぜひ京都相続遺言相談プラザで実施しております無料相談をご利用ください。京都の皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。