京都の方より相続に関するご相談
2025年03月03日
行政書士の先生、相続手続きはどのくらいの時間がかかるものなのでしょうか。(京都)
先日、京都に暮らす母が亡くなりました。母は父と数十年前に離婚していますので、娘である私と妹の2人で相続手続きを行わなければならないと思っているのですが、姉妹ともに京都を離れて暮らしていて、それぞれ仕事も家庭もありますので、なかなか時間が取れず、いまだ相続手続きに手をつけられずにいます。
母の暮らしていた京都の家は母名義のままですし、母の預金がある口座もまだ手続きしていません。行政書士の先生、これらの相続手続きにはどのくらいの時間がかかるでしょうか。(京都)
金融資産と不動産の相続手続きに要する一般的な期間をご案内いたします。
被相続人(亡くなった方)が所有していた財産のうち、一般的に相続手続きが必要となるのは以下の2つです。
- 金融資産(預金、株など)
- 不動産(土地、建物など)
いずれの場合も、まずは必要書類を収集・準備し、手続きを行うことになります。それぞれの相続手続きに必要となる書類と、手続きに要する期間は次のとおりです。
【金融資産の場合】
口座名義人を被相続人から相続人に変更、または口座自体を解約し、預けていたお金を相続人が取得する、という手続きを行います。複数の金融機関に口座を所有している場合は、それぞれの金融機関にて手続きが必要です。
◆主な必要書類(金融機関により内容は異なる場合があります)
- 戸籍謄本一式
- 遺産分割協議書
- 印鑑登録証明書
- 金融機関所定の相続届 など
◆手続き完了までの期間
書類準備期間を含めて約2か月弱
【不動産の場合】
不動産の名義人である被相続人の死亡によって、所有者が移転したという登記(相続登記)の申請を行います。申請先は、対象不動産を所轄する法務局です。
◆主な必要書類(相続状況により内容は異なる場合があります)
- 戸籍謄本一式
- 遺産分割協議書
- 印鑑登録証明書
- 被相続人の住民票の除票
- 新たな名義人となる人の住民票
- 固定資産税評価証明書 など
◆手続き完了までの期間
書類準備期間を含めて約2か月弱
なお、亡くなったお母様が生前お住まいだった京都のご自宅等で遺言書(自筆証書遺言)が見つかった場合には、手続きの方法も異なりますし、家庭裁判所での手続きも必要となってきます。また、未成年の相続人がいる場合なども家庭裁判所での手続きを要しますのでご留意ください。
相続手続きに要する期間や手続きの内容は、ご家庭や財産の状況によって異なってきます。京都での相続手続きなら、京都相続遺言相談プラザにお任せください。京都にお住まいの方はもちろんのこと、今回のご相談者様のように、京都にお住まいでない方もどうぞ遠慮なく京都相続遺言相談プラザまでお問い合わせください。初回完全無料相談にて、必要となる相続手続きの内容や、京都相続遺言相談プラザがお手伝いした際の料金等、丁寧にご案内させていただきます。