京都の方より相続に関するご相談
2024年09月03日
行政書士の方に、父の相続手続きで必要な戸籍について伺います。(京都)
私は京都在住の40代の者です。先日、京都市内に住む父が亡くなりました。葬儀を終え、各種支払いも済んだのでこれから相続手続きを進めていこうと思っています。相続手続きを進めるにあたって、父の戸籍を集める必要があると聞きました。戸籍について良く分からなかったのでネットでざっと調べてみたところ、戸籍と付く書類がたくさん見つかり、何が何だか分からず困っています。相続手続きで必要な戸籍とはどのようなものをいうのでしょうか?また、どのように取得すればよいのか、相続手続きの初心者にもわかるように教えていただけると助かります。(京都)
相続手続きでは、数種類の戸籍を集める必要があります。
戸籍は複数種類あるため、慣れない方にとっては難しいかと思われます。相続手続きでは、戸籍の収集のほかにもさまざまな手続きがあり、その多くは時間や手間がかかります。そのため、相続が開始されましたら早急に戸籍収集をしましょう。
相続手続きにおいて基本的に必要となる戸籍は下記の通りです。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
「被相続人の出生から死亡までの戸籍」には、以下のような情報が記載されています。
・いつ誰と誰の間に生まれた子か
・兄弟が何人いるか
・誰と結婚したか、子供が何人いるか
・いつ亡くなったか 等
戸籍にはこれらの情報がすべて記録されているため、戸籍を読み取ることで被相続人の相続人を確定することができます。また、ご逝去時にお父様に配偶者がいたかどうか、他に子供がいないか等を確認することができます。もし戸籍からお父様に認知している子や養子がいたことが判明した場合は、それらの方々にも相続が発生することになるため、早めに取り寄せることをおすすめします。
なお、2024年3月1日より戸籍法の一部が改正されたことをうけ、戸籍の広域交付が開始しています。戸籍収集は、従来では、籍を置いたことのある地域の市区町村に対して直接請求をしていましたが、改正後は本籍地以外の市区町村窓口でも戸籍証明書等を請求することができるようになりました。被相続人の戸籍が一か所の市区町村窓口で揃うようになったことで大幅な時間短縮が期待できます。ただし、広域交付の制度を利用できる方には制限があり、本人、配偶者、子、父母などに限ります。兄弟姉妹や代理人は利用できないため、対象外の方は時間に余裕をもって手続きを行ってください。
相続手続きでは戸籍収集以外にも、期限の定められたもの、専門的な知識が要求されるものがあります。ご自身で手続きをされる余裕のない方や、ご不安がある方という京都の皆様は相続の専門家に依頼することをおすすめします。
京都相続遺言相談プラザは、相続手続きの専門家として、京都エリアの皆様をはじめ京都周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
京都相続遺言相談プラザでは、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、京都の地域事情に詳しい行政書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは京都相続遺言相談プラザの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。京都相続遺言相談プラザのスタッフ一同、京都の皆様、ならびに京都で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。