京都の方より相続についてのご相談
2024年02月05日
父が亡くなり相続手続きを行う立場となりました。行政書士の先生におおまかな流れを伺いたいです。(京都)
私は京都市内で暮らす40代の女性です。2か月前に父が亡くなり、相続手続きを行わなければなりません。京都で暮らす母は父の死が非常にショックだったせいかあまり元気がなく、長女である私が先頭にたって行わなければならないようです。
母と私以外に、相続人として弟がいます。正直あまり素行の良くない弟で、父の死後に早く遺産を分けるよう私に詰め寄いる状態なので早く手続きを進めたいと思っています。本来であれば、父の介護をやり遂げ最期を見届けた母に多くの遺産を分配したいのですが、弟の了承が得られるはずもないため、法定相続分で分けるつもりです。
しかし、弟が遺産の内容に関して何かと文句をつけてくることも考えられます。そのようなこともあり、きっちりと相続手続きを行いたのですが、どのような準備をすればよいでしょうか。(京都)
一般的な相続の流れをご紹介いたしますのでご参考にしてみてください。
京都相続遺言相談プラザにご相談いただきありがとうございます。
弟様のこともあり、きっちりと相続手続きを行いたいというご相談です。こちらにて相続の流れについて解説いたしますので参考にしてみてください。
➀ 遺言書の有無を確認する
遺言書がある場合は法定相続よりも優先されるため、かならず遺品整理の際に遺言書が残っていないかを確認します。
② 相続人を調査する
亡くなったお父様の出生から死亡までの全戸籍を収集し相続人を確定してください。併せて相続人の戸籍謄本も取り寄せておきます。
③ 相続財産の調査を行う
弟様と揉める要因になりかねないため、相続財産の調査を行い、財産の根拠となる資料を取り寄せましょう。具体的には不動産であれば名寄帳や登記事項証明書、金融資産であれば残高証明書や取引明細などです。プラス財産だけでなく借金や住宅ローンなどのマイナス財産もある場合は、そちらについても調査を行います。
④ 遺産分割協議を行う
上記②、③の資料が整い、遺産を相続することが決定したら、相続人全員で遺産分割協議を行います。合意が取れ次第、遺産分割協議書を作成し、相続人全員が署名・押印をしたら完了です。
⑤ 不動産の名義変更や預貯金の解約等を行う
最後に、財産を取得した各々の相続人が名義変更の手続きを行い終了となります。
不動産の相続について悩んだ結果、うまく分割できずに法定相続分で分け、持分を登記するというケースもありますが、今後兄弟間で揉める可能性があるため、あまりおすすめできません。お母様の相続時のことも考えて遺産分割をご検討ください。
京都相続遺言相談プラザでは、京都のみならず、京都周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
京都相続遺言相談プラザでは京都の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧にご説明させていただきますので、安心してご相談ください。
京都の皆様、ならびに京都で相続手続きができる事務所をお探しの皆様、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。